きもの

最近、色々なところで、おしゃれな着物の
古着屋さんを見かけます。

日本の伝統衣装である着物。
この着物の良さが再認識されてきたってことでしょう。
とても素晴らしいことですよね。

大正から昭和初期の、大正ロマンと呼ばれる時代の
斬新で華やかな図柄のものなど、とても魅力があります。

伝統的な衣装である着物ですが、洋服同様流行がありますよね!

私が子供の頃は、入学式や卒業式に来る
お母さんは、ほとんど黒い羽織を着ていましたが
今は着物姿のお母さんを見ることはあっても
黒い羽織はほぼ皆無です。

そして、最近の成人式を見ても、着方自体が
ずいぶん変わっているような気がします。

考えてみれば、洋服だけの文化の国では
洋服しか選択肢がありませんが、
日本のように、洋服と着物があれば、バリエーションも豊富になり
ファッションがより楽しいものになります。

自由な発想で着物を選び、着こなすのもありですし
やはり伝統を重んじ、正しい着方にこだわるのもありですよね!

着物

近年、お正月にも着物姿の男性はあまり見かけませんね。
男性の着物姿を見るのは、
成人式や卒業式の羽織袴くらいでしょうか。

着物は決まり事が多く、面倒なイメージが定着していますが、
一般的に着物に関する決まり事とされているものは、
礼装・略礼装やなどのフォーマルな場面での
着物に対してのものなのだそうです。

和装・洋装に関わらず、フォーマルな場面では
様々なルールがあり、フォーマルな衣装を身につける時には
おのずと知識は必要となりますが、
洋服と同じように、着物も普段着る時には
それほど肩肘を張らずに着ることが出来ます。

まだまだ暑い今なら、浴衣をはじめとする綿の着物や、
麻の単の着物が最適だそうです。
特によく肌に馴染んだ麻の着物は、とても通気性が良く
ひんやりとした独特の肌触りで、Tシャツ一枚でいる時より
体感的にすごく涼しいらしいですよ。

麻の着物は見ているだけでも涼しげで、ステキですよね。
年を重ねられた方の着物姿は、ダンディでとても魅力的です。
男性の着物ブームがくれば良いですね。

大島紬

大島紬は、奄美大島で生まれました。
奈良朝(西暦710~793年)よりもさらに前から、
手紡ぎ糸で褐色紬がつくられており、奈良東大寺や正倉院の献物帳に
「南島から褐色紬が献上された」との記録が残されているくらい
歴史のある織物です。

そして現在も大切に受け継がれている、日本の伝統工芸品であり
逸品の一つと言えます。

大島紬は伝統工芸品として指定されている為、明確な定義があります。

本場大島紬は、絹100%、先染め、平織りに限られています。
カスリ糸の染色法は、「織締め」技法であること。
カスリ糸のカスリ合わせが、
締機(しめばた)による手作業であること。
手機(てばた)で絣合わせをして
織上げられたカスリ紋様を出した物であること等。

そして、1反の長さが12.34m以上、1疋の長さが24.39m以上
生地幅は34.8cm以上、1反当たりの重さは450g以上との
規格もあります。

こうした厳しい基準をクリアしてはじめて大島紬と言えるのです。

このように大切に守られてきた大島紬は、
証紙があるものは高価査定対象になりますよ。

着物

高値で買取されるお着物と言えば・・・・・?

老舗呉服店や有名呉服店、
例えば銀座越後屋、ちた和、きしや等で購入されたもの。

また、有名デパート、
大丸、松坂屋、三越などで購入されたもの。

そして何といっても「作家物」と呼ばれる
加賀友禅ならば、柿本市郎氏、押田正義氏、白坂幸蔵各氏、
また久保田一竹氏、中村勇二郎氏、平良敏子氏、城間栄順氏など
有名な方が作られたもの。

このような有名な作家物は、今では入手が大変困難な為
もちろん状態にも左右されますが、
想像以上の買取価格で取引されるんですね。

お着物の買取対象は、振袖・訪問着・訪問着・紬・小紋
木綿着物 ・色無地・羽織等で
明治大正、江戸の古いお着物に中には
芸術価値の高いものもあり、その場合は高値での買取が期待できます。

有名店や作家物でなくても、未使用の物や
キレイに保管されていてるもの、
産地物の証紙が一緒に保存されていて、
購入時の付属品が揃っているお着物があれば
一度、査定を受けてみてはいかがでしょうか。